2025年4月02日

こんにちは!今日は、ワンちゃんの耳のトラブル「外耳炎」についてお話ししたいと思います。
外耳炎ってどんな病気?
外耳炎とは、耳の入り口から鼓膜までの「外耳道」に炎症が起こる病気です。犬は人間よりも耳の構造が複雑で、特に垂れ耳の子や耳毛が多い犬種は湿気がこもりやすく、炎症を起こしやすいんです。
こんな様子が見られたら要注意!
ワンちゃんが以下のような仕草をしていたら、外耳炎のサインかもしれません。
- 頻繁に耳をかく、頭を振る
- 耳から嫌なニオイがする
- 耳垢が増える、黒っぽい耳垢が出る
- 耳が赤く腫れている
- 触ると嫌がる、痛がる
「最近耳をよく気にしているな?」と感じたら、そっとチェックしてみてくださいね。
どうして外耳炎になるの?
外耳炎の原因はいくつかあります。
- 細菌や真菌(カビ):耳が蒸れやすいと、細菌やカビが繁殖しやすくなります。
- アレルギー:食べ物や環境アレルギーが原因で炎症を起こすことも。
- 耳ダニ:耳の中に寄生するダニが炎症を引き起こすことがあります。
- 異物の混入:草の種やホコリが耳に入り込むことで炎症を起こすことも。
特に湿気が多い時期や、シャンプー後にしっかり耳を乾かさないと、外耳炎を引き起こしやすくなります。
どうすれば治るの?
外耳炎の治療は、原因によって異なりますが、基本的には以下のような方法で行います。
- 耳の洗浄:専用のイヤークリーナーで耳を清潔にします。
- 薬の投与:細菌や真菌が原因なら、抗生剤や抗真菌薬を使用します。
- アレルギー対策:食事の見直しや、環境改善を行うことも。
症状が悪化すると、治療に時間がかかるので、早めの受診が大切です。
おうちでできる予防法
外耳炎は、日々のケアで予防することができます。
- 定期的に耳をチェック:耳の中が赤くなっていないか、異臭がしないか確認しましょう。
- 耳掃除を適度に:やりすぎも逆効果なので、獣医さんと相談しながらケアを。
- 湿気を避ける:耳の中が蒸れないように、シャンプー後はしっかり乾かす。
特に、耳の中が蒸れやすい垂れ耳のワンちゃんは、こまめにチェックしてあげると安心です。
まとめ
ワンちゃんの耳はとてもデリケート。外耳炎は放っておくと悪化してしまうこともあるので、普段から「耳のニオイは大丈夫かな?」「耳をかきすぎていないかな?」と気にかけてあげましょう。
もし気になる症状があれば、早めにご相談くださいね。
東海市の動物病院
知多市からもアクセス良好
だいき動物病院
貝沼大樹