2025年4月05日
こんにちは!最近は暖かくなってきて、お散歩がより気持ちのいい季節になりましたね。春はポカポカ陽気で、ワンちゃんとのお出かけが楽しくなる時期ですが、その一方で注意すべきポイントもいくつかあります。今回は、春のお散歩で気をつけるべきことについてお話しします。
1. 花粉症に気をつけよう!
「犬も花粉症になるの?」と思うかもしれませんが、実はワンちゃんも花粉に敏感な子がいます。春になると、
- ・目をかゆがる、こすりつける
- ・くしゃみを頻繁にする
- ・皮膚をかゆがる
といった症状が出ることがあります。
お散歩の後は、軽くブラッシングをしたり、濡れタオルで体を拭いてあげると、花粉を取り除くことができますよ。
2. ノミ・ダニ対策は必須!
暖かくなると、草むらや公園にはノミやダニが増えてきます。ノミやダニに噛まれると、かゆみや皮膚炎の原因になるだけでなく、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)といった怖い病気を媒介することもあります。SFTSは、人にも感染するウイルス性の病気で、高熱や吐き気、血小板の減少などの症状を引き起こし、重症化すると死亡する可能性もあります。実際に愛知県でもSFTSの発生例が報告されているため、十分な注意が必要です。
- ・動物病院でノミ・ダニ予防の薬を処方してもらう
- ・草むらで遊んだ後は体をチェック
- ・シャンプーやブラッシングをこまめに行う
これらの対策をしっかりしておきましょう!
3. 草むらには意外な危険が!
ワンちゃんは草むらが大好きですが、春の草むらには注意が必要です。
- ・トゲのある植物:体に刺さると炎症を起こすことがあります。
- ・草の種(ひっつき虫):耳や目、指の間に入り込んでトラブルの原因に。
- ・有害植物:ツツジやユリなど、一部の植物は犬が食べると中毒を起こすことも。
お散歩中にむやみに草を食べないよう注意し、帰宅後はしっかりチェックしてあげましょう。
4. 気温の変化に注意
春は昼間は暖かくても、朝晩は冷えることがあります。ワンちゃんの体調を崩さないように、
- ・早朝・夜の散歩は冷えすぎないように注意
- ・服を着せることで寒さ対策
- ・水分補給を忘れずに
体温調節がうまくできるように工夫しましょう。
5. 春の道路には危険がいっぱい
冬の間にまかれた融雪剤や除草剤の影響が残っていることも。これらの成分はワンちゃんが舐めると中毒の原因になります。
- ・舐めないようにリードを短めに持つ
- ・帰宅後は足を洗ってあげる
ちょっとしたケアで愛犬を守ることができます。
まとめ
春はワンちゃんにとって楽しい季節ですが、気をつけるべきポイントもたくさんあります。
- ・お散歩後は花粉を落とす
- ・ノミ・ダニ対策をしっかり(SFTSにも注意!)
- ・草むらの危険をチェック
- ・気温の変化に気を配る
- ・道路の薬剤に注意する
これらを意識して、ワンちゃんとの春のお散歩を楽しんでくださいね!
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貝沼大樹