配線工事が順調に進んでいるだいき動物です！
前回の現場打ち合わせの後は、設計士さんによる検査に立ち合わせてもらいました。

 

設計士さんは東京の方なのですが隔週で来ていただき、
現場打ち合わせの後に、現場監督さんと各種検査をしてくださっています。

今回は「金物」の検査とのことでした。
木材を繋ぎ止めたり補強したりする金具のことを金物というのだそう。
一つひとつ説明してもらい、なるほどこういう役割のものなのかと分かり、
これだけきっちりしているなら安心して診察ができそうだ、と安堵しました。

設計士さんたちは、そんな説明をしてくれながらも
一つ一つ丁寧に設計図と照らし合わせながら確認作業を続けていました。
僕には正直全部同じに見えてきてしまいますが、
きっと一つひとつ「見るポイント」があるのでしょう😅

僕は“設計図”なるものを、病院建設につきはじめて目にしました。
計画を練っていくうちに、なるほどこういう見方なのかと雰囲気だけわかったつもりでしたが、
いよいよこのレベルまで来ると、何が何だかわかりませんね！笑
ここはプロの方々にお任せしましょう。

…と、こんな感じで、当たり前のように全てをお任せしています。
しかしふと考えると、“当たり前に” お任せできるのは
「全幅の信頼を置いているから」成り立つわけでして。

病院づくりの構想の段階で、
どの設計士さんに依頼するか、どの建築事務所に依頼するか、
吟味を重ねて多角的に見て決定させてもらいました。
自分で実際に会ってみて、この人にこそ任せたい、と思えたからこそ
今の信頼があるわけですし、日々のやり取りでその信頼は揺るぎないものになっています。

 

さて、僕はといえば「動物のプロ」として医療を生業（なりわい）にしています。
生き物というものは非常に複雑で、そして巧妙にできています。
数百年前までは、神の領域であった生命の神秘に、
今は科学という力を借りて、人が介入できるようになりました。
そんな命に携わる仕事を恐れ多くもしているわけですが、
病気ともなるとまた非常に複雑です。

しかしその複雑な「病気」についてを、ご家族にわかってもらえなければ治療には繋げられません。
いかにわかりやすく、かつ過不足なくお伝えして「信頼して」もらえるかが、
「安心して」治療を任せてもらうために一番大切なことだと考えています。

ご家族との大事な接点である「説明」こそ、僕が最も心血を注いで行っている部分の一つであり、
そんな思いのもと取り組んでいます！

病院建築を通して、改めて「獣医師とご家族との関係性」について考え直すきっかけとなりました。
いかにして信頼関係を築けるか、常にそこを意識していますので、
当院での診察に、ぜひ一度に足をお運びください。

どこよりもわかりやすく、納得の説明をお約束いたします！！😄

 

夏の暑さもようやく落ち着いてきました。
気を抜くと風邪をひきそうですが、皆様もお身体にお気をつけくださいね！

 

東海市
だいき動物病院
貝沼大樹