犬・猫の膀胱炎|頻尿・血尿の原因と検査について|だいき動物病院|愛知県東海市の犬猫のペットクリニック

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犬・猫の膀胱炎|頻尿・血尿の原因と検査について

犬・猫の膀胱炎|頻尿・血尿の原因と検査について|だいき動物病院|愛知県東海市の犬猫のペットクリニック

2026年3月12日

犬・猫の膀胱炎|頻尿・血尿の原因と検査について

「トイレの回数が増えた」

「何度もトイレに行くけど少ししか出ていない」

「血尿が出た」

このような症状で来院される子はとても多く、その原因としてよく見られるのが 膀胱炎 です。
膀胱炎は犬にも猫にもよく見られる病気ですが、
実は犬と猫では原因の割合が大きく違う ことが知られています。

そのため、同じような症状でも
原因によって治療方法が変わることがあります。
今回は犬と猫の膀胱炎の違いと、診断のために大切な検査についてお話しします。

飼い主さんが気づくことが多い症状

膀胱炎のときには、次のような症状が見られることがあります。

・トイレの回数が増える(頻尿)

・何度もトイレに行くが少ししか出ない

・血尿が出る

・排尿時に痛そうにする

・陰部をよく舐める

・トイレ以外の場所で排尿してしまう

特に猫では、トイレの失敗がきっかけで病気に気づくこともあります。
「いつもとトイレの様子が違う」と感じた場合は、
膀胱炎などの尿路トラブルの可能性があります。

犬の膀胱炎の原因

犬の場合、膀胱炎の原因で最も多いのは 細菌感染 です。
研究によって多少の差はありますが、原因の割合はおおよそ次の通りです。

犬の膀胱炎の原因

細菌感染 約50〜70%

膀胱結石 約20〜30%

腫瘍 数%

その他(前立腺疾患など)

特に

・女の子の犬

・シニア犬

では細菌感染による膀胱炎が起こりやすいと言われています。

そのため犬では、
抗生剤による治療が必要になる膀胱炎が比較的多い のが特徴です。

猫の膀胱炎の原因

猫では犬とは事情が大きく異なります。

猫で最も多いのは
特発性膀胱炎(FIC)
と呼ばれるものです。

これは細菌感染や結石など明確な原因が見つからない膀胱炎で、
ストレスや生活環境の変化 が関係していると考えられています。

猫の膀胱炎の原因割合はおおよそ次のように報告されています。

猫の膀胱炎の原因

特発性膀胱炎 約60〜70%

尿路結石 約20〜25%

細菌感染 1〜5%

腫瘍など 数%

つまり猫では、

細菌感染が原因の膀胱炎は実はかなり少ない のです。

そのため猫では、
むやみに抗生剤を使用するよりも、
生活環境の改善やストレス管理が重要になることもあります。

診断には尿検査がとても重要

膀胱炎は症状だけでは原因を判断することができません。

例えば

・細菌感染

・尿路結石

・特発性膀胱炎

・腫瘍

など、さまざまな原因で似た症状が出ます。
そのため 尿検査で原因を調べることがとても重要 になります。

尿検査では

・細菌の有無

・血尿

・結晶(結石の原因)

・炎症細胞

・尿の濃さ

などを詳しく確認します。

当院での検査の流れ

当院ではまず エコー検査で膀胱の状態を確認 します。

エコーでは

・膀胱結石

・膀胱壁の炎症

・腫瘍の可能性

などを確認することができます。

そのうえで 膀胱の尿を採取して尿検査 を行います。
膀胱の中の尿を直接調べることで、
より正確な診断につながります。

猫の男の子は特に注意が必要

猫の男の子では、膀胱炎や結石が原因で
尿道が詰まってしまう「尿閉(尿道閉塞)」 が起こることがあります。
尿が出なくなると

・何度もトイレに行く

・排尿姿勢をとるが出ない

・元気がなくなる

・嘔吐する

といった症状が見られます。

尿閉は 命に関わる緊急状態になることもあるため、早急な治療が必要 です。
トイレで長くしゃがんでいるのに尿が出ていない場合は、
すぐに動物病院にご相談ください。

まとめ

犬と猫の膀胱炎は同じような症状でも
原因の割合が大きく異なります。

細菌感染 50〜70%
結石 20〜30%

特発性膀胱炎 60〜70%
結石 20〜25%
細菌感染 1〜5%

そのため膀胱炎が疑われる場合は、
尿検査やエコー検査で原因をしっかり調べることがとても大切です。

「トイレの様子がいつもと違う」
「おしっこの回数が増えた」

そんな時は、早めの受診をおすすめします。

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だいき動物病院
院長
貝沼大樹

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