当院ではネコちゃんの全ての病気に対応しております。
どんな小さな疑問や質問もなんでもご相談ください。また爪切りなどのケアのみでも対応していますので、お気軽に来院ください。

ネコちゃんの診療
ネコちゃんの診療
肥大型心筋症とは、心臓の筋肉が異常に分厚くなり、心臓がうまく動けなくなる心臓病です。猫の心臓病で最も多く、症状や心雑音が全くなくても罹患していることのある病気です。
かかりやすい猫種にはメインクーン、ラグドール、アメリカンショートヘア、スコティッシュ・フォールドなどがいます。当院ではレントゲンと心臓エコー検査をしっかり行い、その結果に基づき最適な治療を提案します。
聴診だけでは病気の存在は確認できないため、健康診断の際に、合わせて検査していくこともお勧めしています。
ヘルペスウイルスⅠ型が主な原因となる伝染性の鼻気管炎です。他にも、カリシウイルスやクラミジアなどが関与する場合もあります。症状は、くしゃみ、鼻汁、食欲不振、元気低下、発熱などがあり、同時に結膜の充血や腫れを起こす結膜炎が併発することもあります。診断は、臨床症状から推測し必要に応じて抗原検査やPCR検査を行います。治療は、抗ウイルス薬、免疫賦活薬、抗生剤、吸入治療など、病状に応じて組み合わせて行います。
また、一度感染してしまうとウイルスが体の中から出ていくことはなく、ストレスや免疫低下により再発症することもあり、生涯のケアが必要です。
猫の慢性腎臓病は、様々な原因で3ヶ月以上腎臓に問題が生じた時の総称です。原因としては、間質性腎炎や尿管結石など様々です。
当院では、血液検査で腎臓の数値が上がっていることだけでなく、なぜ上がっているのかを詳しく確認します。エコー検査、追加の血液検査、尿検査、血圧測定などを行い、慢性腎臓病の進行度合い(ステージ)を確認します。慢性腎臓病は治ることのない病気です。しかし適切なケアによって病気の進行を遅らせることが可能であるため、ステージに応じた無理のない治療を、ご家族と相談しながら実施していきます。
「特発性」とは原因がはっきりとしないという意味で、若い猫の膀胱炎のおよそ60%は特発性膀胱炎だという報告もあります。この特発性膀胱炎の原因は複合的ですが、ストレスが関与していると考えられています。当院では、ストレス対策も含めた環境改善、トイレ改善などの、多面的な環境改善を主体とした治療方法を提案させていただきます。
尿は腎臓で作られたのち、尿管⇨膀胱⇨尿道を通って体の外に排泄されます。その通り道に、尿の成分を元にした石が作られるのが尿路結石症で、できる部位により尿管結石・膀胱結石・尿道結石と名前が変わります。この結石は、尿が出なくなったり炎症を起こしたりと様々な悪さをします。
治療は、石を溶かす内科治療(療法食への変更)や溶けない石に対して行う外科治療があります。当院では、これら全てに対して外科治療を行うことができ、SUBという特殊なステント手術も行うことができます。
猫は様々なものを誤って飲み込むことがあります。その中で、大きな塊や紐状の異物(毛糸など)は腸をつまらせることもあり、時に緊急対応が必要なことがあります。特に紐状の異物は、他の異物より腸に穴が開くことが多く、より早い対応が必要になります。当院では、レントゲン検査とエコー検査で異物を早期に診断し、必要な外科摘出をなるべく早いタイミングで適切に行うことで、動物への負担を最小限にします。
膵炎は、消化酵素などを分泌する膵臓という臓器に激しい炎症が起こる病気です。食欲の低下、吐くなどの症状が多いですが、より重度の膵炎では多臓器不全を起こすこともあります。また、膵炎は診断が難しく適切な診断ができないと、治療が足りなかったり、やりすぎたりすることもあります。
当院では、症状、血液検査、エコー検査をベースに多面的な検査でより正確な膵炎の診断を行い、治療を実施します。
猫は、様々な原因により歯肉炎・口内炎を起こします。細菌・ウイルス・免疫異常などが原因と言われており、これらが重なり合って病気を作っていきます。歯肉口内炎は痛みが強く、ひどい時は食欲や活動性も著しく下げてしまいます。当院では、痛みを抑える薬による治療から根本的な解決に向けた外科治療まで、動物とご家族に合わせた治療を提案し実施していきます。歯肉炎の外科治療としては全ての奥歯(臼歯)を抜く手術(全臼歯抜歯)の有効性が知られています。当院でも、動物への負担を考慮した適切な術式と麻酔・疼痛管理のもとで実施することが可能です。
猫も口の中に腫瘍ができます。口内炎と間違えることもあり、適切な検査(細胞診・組織生検)が必要で、迅速な外科治療が必要な『扁平上皮癌』などがあります。歯科処置の際にたまたま見つかった腫瘍も適切に対処します。早期発見・早期治療を行うことで、完治の可能性を上げて、動物の負担を減らします。
骨軟骨異形成症とは、様々な関節に関節炎の症状が起こる病気です。スコティッシュフォールドに多い病気で、遺伝子が関与しているとされています。様々な関節に関節炎が起こることで、関節の痛みや歩行困難などの症状を引き起こすことがあります。完治することが困難であるため、痛みや進行を抑える治療を行います。
当院では、痛み止めなど一般的な治療から、高い治療効果が認められる放射線治療を専門施設と協力して行います。
てんかんとは、脳を原因とした発作が繰り返し起こる状態です。当院では、発作が起こった際にその原因が脳か脳以外なのかを判断するために、神経の検査、血液検査などを行い、しっかり見分けることができるように診療します。
一般的な抗てんかん薬による治療だけでなく、重篤な発作が起こっている時の緊急治療も行うことができます。
猫は、ヘルペスウイルスやカリシウイルスにより角膜炎や結膜炎を起こします。また、これと同時に鼻炎症状をもたらす「ウイルス性鼻気管炎」を起こすことも多いです。
感染経路は、母猫や周辺の猫からです。治療は、内服の抗ウイルス薬やインターフェロン製剤を使うことが多く、またこのウイルスは体の中から完全にいなくなることが少なく、ストレスなどにより再発することもあります。
再発を繰り返す場合は、飼育環境なども確認し、必要に応じて環境改善も提案します。
手術を行うことで、様々な病気(特にメスでの乳腺腫瘍や子宮疾患)の発生率を下げることが可能です。当院では病気の予防をより効果的に行うために、1歳未満での手術をお勧めしています。
手術を検討されている方は、一度来院していただきご相談ください。身体検査をして、その子の状態を確認してから日程の調整をしていきます。
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