当院ではワンちゃんの全ての病気に対応しております。
どんな小さな疑問や質問もなんでもご相談ください。また、3点ケア(爪切り・足裏バリカン・肛門腺絞り)だけでも対応していますので、お気軽にご来院ください。

ワンちゃんの診療
ワンちゃんの診療
心臓の病気は、診察室内での聴診の時に見つかることが多いです。
元気そうに見えても心臓病を抱えていることがあるため、当院では定期的な聴診で早期の発見を心がけています。
「心雑音があります」と言われるほとんどの原因が僧帽弁閉鎖不全症です。僧帽弁閉鎖不全症とは、心臓の中にある僧帽弁という弁がきちんと閉まらなくなり、心臓内の血液が逆流を起こしてしまう病気です。
その結果、心臓に負担がかかり、心臓の機能が低下してしまいます。進行すると、肺の中に水がたまってしまう肺水腫という命に関わる呼吸困難に陥ることがあります。
当院では、心臓のエコー検査をしっかりと行い、血液の流れや心臓への負担を計測した上で、ステージに応じた的確な内科治療を行います。
心臓病の治療は生涯にわたり続くものがほとんどですので、治療内容や目的はわかりやすく図に書いて、ご理解いただけるまでしっかり説明させていただきます。
気管が潰れやすくなり、呼吸時にゼーゼー音やガチョウのような咳が出るのが特徴です。重症度によっては呼吸困難に陥る場合もあります。
息を吸っているときと吐いている時のレントゲンを撮影し、気管の太さの変化を調べて診断します。多くの場合は内科療法で良好な経過が得られますが、重度の場合には外科治療をお勧めする場合もあります。
特に小型犬や高齢犬に見られ、長期間にわたって気管支の炎症が続く病気です。持続的な咳や息切れ、運動を嫌がるなどの症状が出ます。
原因が特定できないことも多く、アレルギーや感染症、環境要因が関係していると考えられています。治療としてはステロイド、抗菌薬、気管支拡張薬、去痰剤などを使用します。
1歳未満の子犬での発症が多い、咳を主な症状とする病気です。ウイルスや細菌感染によって気管支や肺が炎症を起こします。免疫力の低い子犬が、多くのワンちゃんと接触する環境で感染しやすいと言われています。
自然治癒することもありますが、悪化予防・症状の緩和を目的に抗菌薬や気管支拡張剤などを使用して治療する場合が多いです。
尿は腎臓で作られたのち、尿管⇨膀胱⇨尿道を通って体の外に排泄されます。その通り道に、尿の成分を元にした石が作られるのが尿路結石症で、できる部位により尿管結石・膀胱結石・尿道結石と名前が変わります。この結石は、尿が出なくなったり炎症を起こしたりと様々な悪さをします。
治療は、石を溶かす内科治療や溶けない石に対して行う外科治療があります。当院では、これら全てに対して外科治療を行うことができます。
犬の慢性腎臓病は、様々な原因で3ヶ月以上腎臓に問題が生じた時の総称です。原因としては、糸球体腎炎や尿管結石、腎臓腫瘍など様々です。
当院では、血液検査で腎臓の数値が上がっていることだけでなく、なぜ上がっているのかを詳しく確認します。そして、慢性腎臓病の管理だけでなくその原因に対しても治療を行うことで、腎臓機能の回復や温存、そして全身状態の改善を達成できると考えています。
胃や腸に炎症が起き、通常の胃腸運動が損なわれることで食欲の低下や嘔吐などの症状が見られる病気です。
細菌やウイルスなどが原因として考えられますが、それ以外にも様々な病気に併発して同じような症状が見られることから、当院では状況によってはエコー検査や血液検査などで他の病気がないかを確認するようにしています。また過不足ない治療で、症状が早く改善する治療を心がけています。
犬・猫は、おもちゃや家族の持ち物、中毒を起こす食べ物など、誤って食べることがあります。物によっては、体の中から傷つけたり、腸を詰まらせたり、毒となって害を及ぼすことがあり、時に緊急の対応が必要なこともあります。
当院では、食べたものがどこにあるのかレントゲン検査やエコー検査で確認します。また、動物への負担と今後のリスクをしっかり判断して、催吐処置や摘出手術などの必要な処置を行います。
歯周病は、歯周病病原菌により歯の周りに異常が起こる病気です。口臭、歯肉が腫れるなどの症状が見られ、最悪の場合、歯が抜ける、あごの骨が折れる、といったこともあります。歯周病病原菌は他の臓器にも悪影響を及ぼすため、健康管理の一環としても歯周病を治療することは近年、重要になっています。
当院では、適切な麻酔管理のもと迅速丁寧な歯科処置を行います。また、歯の表面を磨くポリッシングの処置も行い、歯石の再付着が起こりにくくします。
根尖膿瘍は、歯の根本に菌が入ることで、歯の根本に膿が溜まる病気です。歯周病と一緒に起こることが多く、歯周病の症状に加え溜まった膿が皮膚の外に溢れ出す(外歯瘻)こともあります。治療として抗生剤を使うこともありますが、一時的な改善はあるものの再発することがよくあります。
当院では動物の状況をしっかりと把握した上で、レントゲンなどを使い原因の歯を特定し抜歯などの根本治療を行います。
椎間板ヘルニアは、背骨を繋ぐ物質が飛び出て神経を圧迫する病気です。症状は、なんとなく元気がないといった軽い症状から、後足が立たず歩けなくなるような重い症状まで、神経へのダメージの程度により様々です。当院では、神経学的検査とレントゲン検査を正確に行うことで、他の病気の可能性をなるべく無くします。(椎間板ヘルニアはCT/MRIでないと診断できないため)
症状の程度により、内科治療から外科治療まで適切な治療を選択します。外科手術が必要な場合は専門病院への紹介をさせていただきます。
てんかんとは、脳を原因とした発作が繰り返し起こる状態です。当院では、発作が起こった際にその原因が脳か脳以外なのかを判断するために、神経の検査、血液検査などを行い、しっかり見分けることができるように診療します。
一般的な抗てんかん薬による治療だけでなく、重篤な発作が起こっている時の緊急治療も行うことができます。
角膜とは目の一番表面にある透明な膜で、ここに傷がつく状態を角膜潰瘍といいます。痛みを伴うため、目がしょぼしょぼしたり、開けられなくなるといった症状が見られます。
当院では、通常の点眼薬による治療から、難治性(通常の点眼治療で治らない)の角膜潰瘍に関しては眼瞼閉鎖などの外科処置も行います。
手術を行うことで、様々な病気(メスでは乳腺腫瘍や子宮疾患、オスでは前立腺肥大や肛門周囲腺腫など)の発生率を下げることが可能です。当院では病気の予防をより効果的に行うために、1歳未満での手術をお勧めしています。
手術を検討されている方は、一度来院していただきご相談ください。身体検査をして、その子の状態を確認してから日程の調整をしていきます。
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